2010年11月26日
法務局への虚偽申請容疑で古川組組長の古川恵一に逮捕状
暴力団事務所への強制執行を免れるため、法務局に虚偽の申請をしていた疑いが強まり、兵庫県警が強制執行妨害容疑などで、
同県尼崎市に拠点を置く指定暴力団山口組直系組織の古川組の
古川恵一組長(50)の逮捕状を取ったことが26日、分かった。
古川組長は所在不明になっており、県警が行方を追っている。
また県警は同日、古川組長の知人の古物商、
鈴木八郎容疑者(65)=同県尼崎市=ら2人を逮捕した。
鈴木容疑者らの逮捕容疑は、平成20年2月、古川組長の債務をめぐり、
整理回収機構による組事務所(尼崎市)の強制執行を免れるため、
約5千万円の貸借契約を偽装し、
法務局に虚偽の抵当権設定登記などを申請したとしている。
県警は26日、容疑を裏付けるため、
神戸市灘区の山口組総本部や古川組事務所など数カ所を家宅捜索した。
MSN産経(web魚拓)
暴力団組事務所への強制執行を免れるために、
虚偽の不動産登記をしたなどとして、県警暴力団対策課などは26日、
強制執行妨害と電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で、
指定暴力団山口組直系の古川組(尼崎市)組長、
古川恵一容疑者(50)の逮捕状を取り、知人の男2人を逮捕した。
逮捕されたのは、尼崎市南塚口町7、古物商、鈴木八郎(65)と、
大阪府東大阪市御厨南2、会社役員、高原廉久(67)の両容疑者。
容疑は、古川容疑者は08年2月、組事務所の土地と建物を担保に、
鈴木容疑者から5000万円を借りたように装い、
鈴木容疑者を土地の債権者とする虚偽の抵当権を
神戸地方法務局尼崎支局で登記したなどとされる。
高原容疑者が実際に登記手続きをしたという。
古川容疑者は、01年2月時点で
整理回収機構に約2600万円の債務があり、虚偽の権利者を作り出すことで、
土地や建物の差し押さえを妨害しようとしたとされる。
鈴木容疑者は容疑を認め、高原容疑者は一部否認しているという。
古川容疑者の行方が分からなくなっており、県警が居場所を探している。
毎日新聞(web魚拓)